製造効率の算出方法について

仕事

概要

現場で日々飛び交っている”効率”について理解していますか? 何となくは知ってるけど、、、
どうやって算出されていて、どのように活用するべきなのかを解説します。
効率と係数を理解して、生産管理と製造が同じ目線でコミュニケーションを取れるようになろう!

内容

効率とは?

1人が製造できる本数のことです。

製造数を投入工数で割り返して算出します

係数とは?

ベースとなるの効率を100%として、その他シリーズの作業時間の増減率を表した数値%のことです。 ↪ベースの効率 ÷ その他シリーズの効率 = 係数%

効率の活用事例

必要工数を算出する

製造計画に対して、何工数必要なのかを確認します。

【例題】

効率5の工程があるとします。
日産100本を製造するために1日に必要な工数は?

日産(100)÷効率(5)=必要工数(20)
1日に20工数が必要ということがわかります。

製造可能な本数を算出する

現状のメンバーで製造できる数量を確認します。

【例題】

1日10工数が在籍している班があるとします。
その班の効率を15とします。1日に製造可能な数量は?

↪在籍人工(10)×効率(15)=生産可能数(150)
日産150本は製造可能なことがわかります。

係数の活用事例

シリーズに合わせて、製造計画を調整する

シリーズ別係数を用いて計画数や人工調整を行う。

【例題】

B工程の製造依頼をすることを想定して計画調整をしてみよう。

  • 係数:A工程100% │ B工程200%
  • 効率:A工程20
  • A工程の可能日産数:100個
  • 在籍工数:5工数

の工程があるとします。

A:100個 × 係数(200%)÷ 効率(20)=必要人工(10人工)
B:在籍人工(5)× 効率(20)÷ 係数(200%)=可能日産数(50本)
↪工数で調整するのか?日産数で調整するのか?を検討します。
※係数を使用せずに、B工程の効率を10として計算することも可能です。
↪A工程の効率(20)÷B工程の係数(200%)=B工程の効率(10)

留意点

①効率は日々変動しています。

欠員・退職や製造トラブル・部材の遅れなどで日々変動していることを理解し、毎日の効率を確認することが重要です。

②効率の平均や合計を算出するときはご注意を!

効率の中には”本数”と”人工(時間)”の要素が含まれているため、

関数のAverageやSUMを使用しても正しい数値を算出することができません。

合計や平均をする場合は、”作業時間に戻す”か”投入人工と納品実績を用いて算出する”ことが必要です。

▼作業時間に戻して計算する方法

【例題】A工程・B工程・C工程の合計効率を算出してください。

・効率A:15
・効率B:20
・効率C:5

↪3工程の効率:3.1

✖誤:単純に合計や平均をしてしまうと間違った数値になってしまいます。
・効率A(15)+効率B(20)効率C(5)=合計効率(40)✕
・(効率A(15)+効率B(20)+効率C(5))÷3=平均効率(13.3)✕
〇正:効率を”作業時間に変換”して”合計”した後、”効率に戻します”。
・効率A(15)=480分÷15=1本あたりの作業時間(32分)
・効率B(20)=480分÷20=1本あたりの作業時間(24分)
・効率C(5)=480分÷5=1本あたりの作業時間(96分)
↪32分+24分+96分=152分
480分÷152分=合計効率(3.1)が正しい数値です。

まとめ

感覚的な判断も時には必要ですが、「効率」「係数」「工数」の根拠があることが理想的です。
効率は日々変動しています。
なぜ効率が向上したのか?低下したのか?を考えて改善することが重要です。
ノルマとして捉えるではなく、改善活動の指標として活用してくれたら嬉しいです。
効率を正しく理解して、進捗確認・製造計画・改善活動に活用しましょう。

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